masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

夢二の未発表作品見つかる


今日も30.6度と暑かったですね。
早朝は涼しいのですけど、余計に暑く感じました。
今、ウナギとクジラが問題になってますけど、私はどちらも食べませんので、正直どうでもいいです。
ただウナギがこの世から無くなるのは問題です。
また、この飽食の時代にあえて捕鯨する必要があるのでしょうか。
ただ、捕鯨で生活している人もいらっしゃるでしょけど、私たちの知らないところで、クジラ肉が動いてるのでは。
さて、独特の美人画で知られ、明治から昭和にかけて活躍した瀬戸内市出身の画家、竹久夢二が、晩年、ドイツを訪れた際に描いた未発表の作品が2点見つかり、専門家は「ヒトラー率いるナチスが権力を握りつつある時期のドイツを夢二なりに表現した作品ではないか」と分析しています。
竹久夢二は昭和6年から8年にかけてアメリカとヨーロッパを訪ねていて、見つかった作品は、このときドイツのベルリンで夢二を資金的に支えた日本企業の駐在員の遺族が所蔵していました。
作品は2点あり、1点は、男性の9歳の娘を描いたスケッチで、「1933年7月2日」という日付のほか、「ベルリン」と記されています。
一方、もう1点は外国人の少女を描いた水彩画で、山並みと教会を背景に、少女がベンチに腰かけている様子が色彩豊かに描かれていますが、少女の表情は不安げです。
竹久夢二美術館の石川桂子学芸員は「当時はヒトラー率いるナチスが権力を握りつつある時期で、夢二はユダヤ人の排斥を憂う内容を日記に書き残すなどしています。
09月17日 12時36分
夢二は多くの美人画を残しており、その抒情的な作品は「夢二式美人」と呼ばれ、大正ロマンを代表する画家で、「大正の浮世絵師」などと呼ばれたこともあります。
また、児童雑誌や詩文の挿絵も描いた。
文筆の分野でも、詩、歌謡、童話など創作しており、なかでも、詩『宵待草』には曲が付けられて大衆歌として受け、全国的な愛唱曲となった。
また、多くの書籍の装幀、広告宣伝物、日用雑貨のほか、浴衣などのデザインも手がけており、日本の近代グラフィック・デザインの草分けのひとりともいえる。
彼自身の独特な美意識による「夢二式美人画」と呼ばれる作品の多くは、日本画の技法で描かれ(軸物や屏風仕立てで遺る)、また、洋画(キャンバスに油彩)技法による女性像や風景画も残されてます。
好んでさまざまな表現形式を試みたが、むしろ、それらは後世になってから評価されたもので、当時の時点においては、印刷された書籍の表紙や広告美術などが多くの目に触れ、大衆人気というかたちで脚光を浴びたのでありました。
画集・詩文集・童話は21世紀に入ってもさまざまな装丁で刊行されています。