masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本市の「水前寺成趣園」 1か月ぶりに再開

熊本市の「水前寺成趣園」は、地震の影響で鳥居や灯籠が倒壊し休園していましたが復旧作業が終わり、16日、ほぼ1か月ぶりに開園しました。
一方、地下からの湧き水で満たされていた園内の池は今も干上がった状況が続くなど、地震の影響が残るなかでの再開となりました。


国の名勝と史跡に指定されている熊本市の日本庭園「水前寺成趣園」は、先月14日の地震で鳥居や灯籠が倒壊し、翌日から休園していましたが、鳥居などの撤去作業が終わり、16日、ほぼ1か月ぶりに開園しました。
庭園を管理する出水神社によりますと、地下から出る豊富な湧き水で満たされていた池は、先月14日の地震のあと1万平方メートルのうちの大部分で干上がり、今も元の水量に戻っていません。
専門家によりますと、何らかの原因で地下水の水位が低下して池にたまる湧き水の量が減ったためではないかということです。
再開初日の16日は、雨のなか園内を散策する観光客の姿が見られました。
出水神社の権祢宜、石本潤さんは「再開できてうれしい。早く元の景色に戻ってほしい」と話していました。
一方、水前寺成趣園近くの商店街では、土産物を扱う商店のこの1か月間の売り上げが震災前と比べて80%ほど落ち込むなど深刻な影響が続いています。
商店会では1か月ぶりの開園に期待を寄せながらも、名物の庭園の池の水が減ったままでは観光客が遠のくのではないかと心配しています。
水前寺参道商店会の副会長を務める土産物店の店長、楠本英雄さんは「水前寺という名前のとおり池の水は大事です。水量が戻るかどうか不安ですが、商店街自体を魅力あるものにして観光客を増やしたい」と話していました。