masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

氾濫の球磨川 4日未明から急激な水位上昇

氾濫の球磨川 4日未明から急激な水位上昇 下流は明け方急上昇

2020年7月4日 18時06分大雨
上流から下流までほぼ全域にあたる場所で氾濫が発生した球磨川では、
未明から急激な水位の上昇が始まっていました。

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未明 猛烈な雨 急激な水位上昇
国土交通省球磨川に設置した水位観測所のデータによると、熊本県球磨村の渡(わたり)では、午前1時には4メートル1センチだった水位が、
雨が強まり始めた午前3時には水位は8メートル33センチと4メートル32センチ上昇していました。
その後も3メートル余り水位は上昇し、「氾濫発生情報」が出された直後の午前6時には、11メートル80センチに達していました。
また、同じく球磨村の大野では午前1時には6メートル85センチだった水位が、午前3時には11メートル62センチと4メートル77センチ上昇していました。
球磨村付近では、午前3時半までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられますが、その降り始めのころから水位の急激な上昇が始まっていたとみられます。


明け方 下流で水位上昇
 また、球磨村の大野よりおよそ20キロ下流にある熊本県八代市坂本町付近では明け方に水位が急に上昇していました。
水位観測所のデータでは、午前3時には水位が4メートル60センチでしたが、午前5時には9メートル19センチと4メートル59センチ上昇。
雨が弱まった正午には12メートル43センチとさらに3メートル24センチ上昇していました。

川の下流にあたる八代市坂本町付近では球磨村付近と同様に午前3時半にかけての1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられますが球磨村よりも遅れて水位の急な上昇が始まっていたことが分かります。

 

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大雨で甚大な被害 

活発な梅雨前線の影響で、九州を中心に大雨となり、熊本県で、少なくとも13人が行方不明になっている。
気象庁は、熊本県と鹿児島県に大雨特別警報を発表し、厳重な警戒を呼びかけている。
熊本県内では、3日夜から記録的な大雨となり、芦北町田浦では4日朝、1時間に86.5mmの猛烈な雨が降った。
熊本県内を流れる球磨川は、上流域での大雨のため、4日未明に氾濫が発生し、橋が流されるなどの被害が出ている。
また水俣市では、午前9時すぎまでの12時間に降った雨の量が415.0mmとなり、平年の7月1カ月分の雨量を超える雨を観測した。
この大雨による影響で、熊本県内で、行方不明の情報が相次いでいる。
県の災害対策本部によると、芦北町では、田川地区で民家が流出し、およそ10人の行方がわかっていないほか、女島地区で、2人が行方不明になっている。
また津奈木町福浜地区では、土砂崩れにより1人の安否がわかっておらず、熊本県では4日午前11時50分現在、少なくとも、あわせて13人の行方がわからなくなっている。
そのほか、熊本県では、八代市坂本町相良村の集落が孤立しているなどの情報が入っていて、自衛隊などが救助に向かっている。
そして、午前11時50分現在、大雨特別警報がすべて解除された。