masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

天草で伝統の黒砂糖づくり

12月02日 16時07分
天草市で、江戸時代に始まったとされる伝統の黒砂糖づくりが行われています。
江戸時代にサトウキビの栽培が始まったとされる天草地域では、かつて農家などが収入源として黒砂糖を作っていました。

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地元ではこの伝統を守ろうと、有志が組合を設立して6年前から黒砂糖づくりに取り組んでいて、ことしも先月下旬から作業が始まっています。

2日は、市内の作業場で組合のメンバーたちが専用の機械で搾ったサトウキビの汁を鉄製の大きな釜に入れ、白い湯気が立ちこめる中、焦げ付かないようかき混ぜ2時間ほど煮詰めていきました。
そして、水分が飛んで濃い褐色になった汁を、型に流し込みんで冷やして固め、黒砂糖を完成させていました。
組合の代表を務める佐藤常三郎さん(80)は「ことしは台風の被害もなく適度な雨も降ったことから、サトウキビの成長が良く、いい黒砂糖が出来ています。ぜひ食べていただきたいです」と話していました。
作業は来月の末ごろまで行われ、出来上がった黒砂糖は、地元の商店などで200グラム300円で販売されるということです。