masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城の重文「長塀」の復旧完了

熊本城の重文「長塀」の復旧完了

01月29日 11時51分
熊本地震で一部が倒壊する被害を受けた、熊本城の「長塀」の復旧工事が29日完了し、報道陣に公開されました。

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国の重要文化財に指定されている熊本城の「長塀」は、長さおよそ242メートルあり、直線で残る文化財の塀としては日本で最も長いとされています。
5年前の熊本地震では、そのうち80メートルの部分が倒壊したほか、20メートルに渡って傾くなどの被害を受けました。
いったんすべて解体し、おととし2月から続けていた復旧工事が29日完了しました。
工事では文化財としての価値を損なわないよう、およそ7割で元の部材が使われているということです。
また、今後の地震や台風に耐えられるよう、塀と石の柱をステンレス製の補強材でつないで、塀を支えるよう補強しているということです。
熊本城の13の国の指定重要文化財熊本地震ですべて被災しましたが、復旧作業が完了したのは長塀がはじめてです。
対岸の遊歩道から見ることはできますが、城内に入っての一般公開の予定は決まっていないと言うことです。
熊本城総合事務所の網田龍生所長は、「まずひとつめの重要文化財の修復が完了して嬉しく思う。
熊本城のシンボルのように見える長塀を見てもらうことで少しずつ、着実に復旧が進んでいることを、感じてもらえれば」と話していました。

地震前の長塀

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