熊本県西原村の風力発電建て替え 電源開発、2024年度着工予定
2021/3/13 16:00 (JST)
©株式会社熊本日日新聞社
電源開発が建て替えを計画している風力発電所「阿蘇にしはらウィンドファーム」＝１１日、西原村
電源開発（Ｊパワー、東京）が熊本県西原村俵山地区で運転している風力発電所「阿蘇にしはらウィンドファーム」を建て替えることが１２日、分かった。
既存の風車（１０基）を取り壊し、最大５基を新たに建設する。
最大出力は現施設の計画時と同じ１万７５００キロワットを維持。
２０２４年度の着工を予定し、２７年度の運転再開を目指す。
電源開発や村によると、同発電所は０５年２月に供用開始し、現在は同社の子会社ジェイウインド（東京）が運営。
当初は、１年間で約７１００世帯分の年間消費電力量に相当する約２５１０万キロワット時を発電してきた。
１６年４月の熊本地震で基礎部分にひびが入るなど被害を受けたため、１０基全てで発電を休止。
修復不能な１基を除き、１８年１２月までに９基が復旧していた。
