九州新幹線全線開業10周年 流れ星新幹線 阿蘇市では火振り神事も【熊本】
2021/03/15 18:16RKK熊本放送
JR九州は九州新幹線全線開業10周年を記念し、車両から光を放つ演出で沿線を照らすその名も「流れ星新幹線」を運行しました。
「すごーい・・・」
14日夜、熊本を駆け抜けていった流れ星。
その正体は・・・
九州新幹線の全線開業10周年を記念した「流れ星新幹線」。
車体には全国から届いた数々の「願いごと」が記され、一夜限りの特別運行です。
出発の合図という大役を任されたのは、熊本の男の子でした。
阿蘇市の小西一晴くん(5)です。
その願いごとは・・・
「新幹線の運転手になりたい」(一日駅長小西一晴くん(阿蘇市))
いよいよ出発です。
鹿児島を出て、目指すは北、福岡へ。
「ドキドキして楽しみです」(会場の歓声)
「これからの未来がずっと明るいものでありますように」
流れ星は熊本へ。
そこには幻想的な景色が広がりました。
文徳学園の生徒たちによるスカイランタンとのコラボレーションです。
ランタンには、ひとりひとりの願いごとを託しました。
「流れ星の光がすごくきれいでいい経験ができました」(参加した生徒)
「みんなが元気で卒業できますようにと書きました」
「叶います」(参加した生徒)
「文徳学園のグラウンドを通り過ぎようとしています・・・」
そして、午後8時過ぎ・・・
「新幹線」という名のほうき星は、福岡へ。
「流れ星新幹線」は、コロナ禍という長いトンネルの中にいる九州の人々を、力いっぱい照らし、つなぎました。
「すごく楽しめたね・・・」
「かっこよかった」
「感動しました」
「(コロナ禍で)大変ですけど前向きな気持ちになれた」
車両から光を放つ演出は14日一夜限り。
これからは願い事をラッピングした新幹線として九州を駆け抜けます。
人々の願いはここにも。
阿蘇神社の「火振り神事」です。
新型コロナウイルス感染防止のため、去年と同様、今年も氏子だけでの火振りとなりました。
「初めて見たんですけど火の龍が飛び回っているみたいすごい音がして」(訪れた人)
「普段の生活では味わえないような厳かな感じがすると思います」(訪れた人)