2021/6/5 10:21 (JST) ©株式会社熊本日日新聞社
限定販売するハニーローザのフルーツサンド。２．５個分の果実をぜいたくに挟んだ＝玉東町
熊本県玉東町が地元のパン店と共同で、町特産で「幻のスモモ」と呼ばれるハニーローザのフルーツサンド
を開発した。観光拠点施設「ぷらっとぎょくとう」（同町）で５日から限定販売する。
新型コロナウイルスの感染拡大で多くのイベントが中止になる中、町企画財政課が「何か話題になることが
できないか」と新商品の開発を計画。断面の華やかさから、ＳＮＳなどで人気が急上昇しているフルーツサンドに
目を付けた。
同町のパン店「ベーカリーアウローラ」の協力で試作を重ね、５月末に完成。同課の安田曜［あきら］さん（４５）は
「ハニーローザの特徴的な酸味と合うクリームの配合に試行錯誤した」と振り返る。
完成したフルーツサンドには生クリームとクリームチーズに加え、ハニーローザの果汁も使用。皮付きの果実
２・５個分をぜいたくに挟み、後味すっきりに仕上げた。
ハニーローザの収穫期が１０日程度と短いため、６月中には販売を終了する見込み。１個３５０円で、
１日２０個限定。（丸山伸太郎）
