masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

感染症対策でアース製薬と熊本県が連携 都道府県で初協定

2021/6/24 15:01 (JST)
©株式会社熊本日日新聞社

地域活性化に関する包括連携協定を結んだアース製薬の川端克宜社長(左)と蒲島郁夫知事=23日、県庁

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アース製薬は23日、熊本県地域活性化に関する包括連携協定を結んだ。殺虫剤・防虫剤といった「虫ケア用品」や口腔[こうくう]ケア用品メーカーとしての知見を生かし、感染症対策に協力する。
同社は2021年度からの中期経営計画で、SDGs(持続可能な開発目標)推進に向けて自治体と連携し、社会課題の解決を進めることを盛り込んだ。全国で働き掛けており、都道府県では熊本が第1号となった。
「安全安心で健康な暮らし」や教育・文化・スポーツの振興、災害時の被災者支援などに関して連携する。
具体的には、健康に関するセミナーへの講師派遣や、ヒアリなど特定外来生物の対策、屋外イベントでの虫よけ対策協力、災害時の虫ケア用品提供などを想定している。
県庁で締結式があり、川端克宜社長が「感染症のトータルカンパニーとして、熊本県の発展に貢献したい」とあいさつ。蒲島郁夫知事は「提案に感謝し、信頼関係を築きたい」と述べた。
同社はこの日、県に電池式の虫よけ器200個や手指洗浄液などを贈呈。
来月27日には、宇土高と同社の研究施設をオンラインでつなぎ、研究員による講義や施設見学をする。(辻尚宏)