masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

コロナ影響…熊本市1月の救急搬送困難事例143件

コロナ影響…熊本市1月の救急搬送困難事例143件 第5波の2倍超に

新型コロナの感染拡大で、熊本県内では救急搬送が困難になるケースが増えています。
熊本市消防局によると1月の「搬送困難事例」は143件ありました。

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熊本市消防局救急課 丸山修副課長
医療機関への問い合わせが4回以上かつ現場滞在時間が30分以上かかるというのを
『搬送困難事例』と言うんですけど、件数につきましても昨年の1月と今年の1月を比べて約2倍に増加している」
今年1月の143件は、去年1月の66件と比べると2.2倍に、第5波に当たる去年8月の59件と比べても2.4倍に増加しています。
1月は急性の脳梗塞心筋梗塞などによる救急搬送数が多い時期。そこに第6波が重なり全体の救急搬送数が増えたことが考えられます。

熊本市消防局救急課 丸山修副課長
「全体的に救急出場も増加していますので、受け入れをするときの調整に時間がかかるということです。コロナ前はそういうことはなかったんですが、コロナの影響が少なからずともある」
医療機関の受け入れ態勢に余裕がなくなっているという指摘もあります。

熊本大学病院救急部 入江裕基教授
「第6波でクラスターがあちこちの病院で出たりとかするので、どうしても診療制限をしないといけなくなってくる。そうすると受け入れ先が減ってしまうので搬送困難事例が生じてしまう」
県内の医療機関ではクラスターが発生した熊本医療センターや熊本中央病院。さらには熊本市民病院などで現在、一部診療科の救急受け入れを制限しています。
入江教授によると子どもが感染したことでスタッフが出勤できなくなり、救急の受け入れが難しくなるケースが県内でもあるといいます。