４日は、二十四節気のひとつ「立春」です。
天草市新和町では、春の訪れを告げる、シロウオ漁が行われています。
シロウオは、体長４センチから５センチほどの半透明のハゼ科の魚です。
毎年この時期、産卵のために川をさかのぼるのを狙って「四つ手網」と呼ばれる約２メートル四方の網を使って、漁が行われます。
この場所で漁をしている本田 秀樹さんは、網を川底に沈め、シロウオが通る瞬間をじっと待ち、一気に引き上げます。
そして、網にかかり、ピチピチと跳ねるシロウオをザルですくい取ります。
このシロウオは、組合に登録した８人が決められた場所で獲っていて、一般の人は獲ることができません。
シロウオは、生きたままポン酢などで食べる「踊り食い」や吸い物やかき揚げなどで今の時期だけ味わえます。
このシロウオ漁は、３月いっぱい続けられます。
