masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

レッサーパンダ大人気 公開半年の熊本市動植物園

ふわきゅん? レッサーパンダ大人気 公開半年の熊本市動植物園 勇敢かぼすに慎重派シンファ 
全国からファン 数年後には「野生が絶滅も」
熊本日日新聞 | 2022年10月19日 08:30

熊本市動植物園で人気のレッサーパンダ「かぼす」=熊本市東区
獣舎から顔をのぞかせるレッサーパンダのシンファを写真に収める来園者=熊本市東区
熊本市動植物園熊本市東区)で、レッサーパンダの「かぼす」と「シンファ」の2匹が3月下旬に公開されて半年が過ぎたが、異例の人気ぶりが続いている。
公開以来、休日は多くの家族連れでにぎわい、園内の売店ではぬいぐるみなど関連商品の売れ行きが好調だ。
かぼす(雄、4歳)は長崎県西海国立公園九十九島動植物園から、シンファ(雌、3歳)は東京都の多摩動物公園からそれぞれ来園。
かぼすは勇敢、シンファは慎重な性格だが、園に慣れた今は2匹とも活発に動いているという。

売店では9月までの半年間、レッサーパンダのぬいぐるみ(1100円~)の売れ行きが好調で、定番のホッキョクグマ(970円~)が約800個に対し、レッサーパンダは約1800個を販売。
マグネットやクリアファイルなど、かぼすとシンファの2匹が写った同園のオリジナルグッズも3900個の売れ行きで、売店の担当者は「ぬいぐるみが欲しくなるようなふわふわした外見が受けているのでは」と話す。

また、全国各地からレッサーパンダのファンが訪れているといい、飼育環境の改善や展示方法充実のため寄付金を募る同園の「開園100周年記念サポーター制度」も好調だという。
同園では9月中旬から、来園者に絶滅危惧種レッサーパンダの生態や保護に向けた取り組みを知ってもらおうと、園の出口近くにパネルを展示。
野生のレッサーパンダが置かれた状況を示すイラストや、暑さに弱い2匹のため室内と屋外を行き来できるようにしたり、採血や体重測定でストレスにならないようにしたりする取り組みを写真で紹介している。
飼育員の大川菜穂美さんは「野生の生息数は少なく、数年後には野生が絶滅してしまうと言われている。
楽しんでもらうだけでなく、保護活動や生態、園の取り組みについても知ってほしい」と話している。(米本充宏)