masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

2カ所目の赤ちゃんポスト設置を目指し視察団が熊本に

2カ所目の赤ちゃんポスト設置を目指し視察団が熊本に  慈恵病院 「病院がリスクを負っても寄り添うことができるか」

親が育てられない子どもを匿名でも預かるいわゆる「赤ちゃんポスト」を巡り、東京で新たな設置計画が持ち上がっています。構想する医療法人や推進派の議員らが27日、慈恵病院を視察しました。
慈恵病院 新生児相談室 蓮田真琴室長
「こちらがゆりかごの扉になるんですけれども、赤ちゃんのことを教えてくださいということで生まれた日付、名前、赤ちゃんへのメッセージを書けるようにしています」

東京都の医療法人社団モルゲンロートが江東区に2024年秋に開業予定の産婦人科にいわゆる「赤ちゃんポスト」を設置する構想で、27日に江東区の区議らとともに視察に訪れました。
慈恵病院 新生児相談室 蓮田真琴室長
「他の職員・患者と接触しなくて良いように配慮をして設計している。小児科が隣の部屋なので昼間であればすぐに駆け付けられるようにしています」
病院は手紙を受け取ると内側の扉が開くなど、こうのとりのゆりかごのシステムや服を脱がせて写真を撮影するなど、預け入れ後の一連の対応を説明しました。
 慈恵病院 蓮田健院長
「ゆりかごや赤ちゃんポストは単純に赤ちゃんを保護する話ではなくて、本当に困り果てた女性たちに自分たちのリスクを賭してでも手を差し伸べないといけない」
蓮田院長は赤ちゃんを預け入れにくる女性の多くが虐待を受けていたり、何らかの知的障害や発達障害を抱えていることや切迫した現場では病院がリスクを負うことを迫られる場面が少なくないことを説明。
孤立した女性を理解し寄り添うことが重要だと強調した上で、遺棄や殺人を防ぐ覚悟を組織全体で共有し、取り組む必要があると話しました。

医療法人社団モルゲンロート 
山村嘉奈栄秘書
「「赤ちゃんを第一優先と考える」という言葉がとても響いた。地域に愛されるような産婦人科をつくり、全国・世界に向けて発信できればと思う」

東京都江東区 三次ゆりか議員
「加害者を作らないような施策を、視察の経験を各自持ち帰って、実行して全国に展開していきたい」
モルゲンロートは内密出産にも取り組む考えで、今後は江東区や議会をはじめ関係機関と連携し、計画を進めていきたいとしています。