masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

トルコ大地震ー3

ニューヨークのトルコ領事館に支援物資寄せられる

アメリカ・ニューヨークのトルコ総領事館には、缶詰の食料や衣服、それに子ども用のおむつや生理用品など、市民からさまざまな支援物資が寄せられています。

こうした物資は総領事館とトルコの国連代表部の呼びかけで集まったもので、職員やボランティアが仕分けをしながら箱に詰める作業を行っていて、このあとトルコ航空の協力を得て現地に運ばれるということです。

仕分け作業を行っていたトルコ出身の男性は「支援物資を届けたいと思って来たのですが、明らかに人手が足りなかったのでボランティアとして仕分け作業を手伝いました。1人でも多くの人が救出されることを祈っています」と話していました。

シリア 40時間以上閉じ込めの子ども救出映像 SNS

 
トルコの隣国シリアでも懸命の救助活動が続いています。

シリア北西部の反政府勢力の支配地域で救助活動を行う団体は、北西部イドリブ郊外で7日、救助隊員ががれきの中から子どもを救出する様子をうつした映像をSNSに投稿しました。

子どもは40時間以上がれきの下に閉じ込められていたということで、助け出された瞬間、現場の救助隊員などから大きな歓声があがっていました。

震源に近いトルコ南部のアパート倒壊現場では

震源に近いトルコ南部カフラマンマラシュに入った日本の緊急援助隊が捜索を行っている、アパートの倒壊現場では、8日、多くの市民が活動の様子を見守っていました。

アパートの3階に、姉とその家族のあわせて4人が取り残されていると話すトルコ人の男性は「地震の直後に、倒壊したアパートの中から姉が何かをたたいて音を出したり、私の名前を呼んだりしているのを聞いた。近所の人たちと救出を試みたが、うまく行かなかった。とにかく生きて助け出されるのを願うばかりだ」と話していました。

「水も電気もない。あらゆるものを必要としている」

甚大な被害を受けたトルコ南部カフラマンマラシュの市街地でも、救助活動を見守る人たちの姿がありました。

このうち4階建ての集合住宅が倒壊した現場の近くでは、気温1度の寒空のもと、市民がたき火で暖をとりながら、険しい表情で救助活動を見つめていました。この集合住宅は4階部分の外壁が崩れ落ちてキッチンや居間がむき出しになり、下の階は完全に押しつぶされています。
この部屋で家族と13年間暮らしたウール・エルマさん(30)は、親類や近所の知り合いが今もがれきの中に取り残されているとした上で「彼らがなんとか助かってほしいという思いでここにいます」と話していました。

エルマさんは今の暮らしについて「水も電気もない。いま、人々はあらゆるものを必要としている」と述べ、インフラの早期の復旧を求めていました。

WHO 被災地での食料や清潔な水などの不足に危機感

WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は8日の会見で、トルコ南部で発生した地震について「天候や余震の影響で、人命救助は時間との闘いになっている」と述べ、被災地で食料や清潔な水、それに医薬品なども不足していることに危機感を示しました。

また、会見にオンラインで参加したWHOのシリア事務所の代表は、地震の影響で被災地に近づくことが困難になっているとした上で「医療システムはこの12年間ですでに被害を受けていたうえ、さらに地震でひっ迫している」と述べ、内戦でぜい弱となっている現地の医療システムに懸念を示しました。

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