避難しているシリア人「今 最も必要なのはテント」
一方、同じ市内の青果市場には、内戦を逃れてきたシリア人たちが被災後、多く避難していて、ここでもテントは不足し、すべての家族に行き渡っていません。
10年前に、シリア北部のアレッポからトルコへ逃れてきたアミラ・ハティブさん(45)の家族9人は、地震で住宅が壊れ、ここに避難しました。
テント支給の手続きをしましたが、いまだに届かないため、ひもでじゅうたんをつるして、間仕切りとして使っています。
しかし、屋根のように覆うものがなく、寒さをしのげないうえプライバシーも守られない状態だといいます。
アミラさんは、「食べ物も飲み物も支援してもらっていますが、今、最も必要なのはテントです。この状態では、昼も夜も人目にさらされてしまいます」と訴えていました。
高校生の娘アヤさん(18)は、「ここでは寒すぎて眠れません。高校の校舎が壊れて、先生たちが亡くなり、授業を受けられなくなってしまいました。今は、ただ助けを待つことしかできず、とても悲しいです」と話していました。
10年前に、シリア北部のアレッポからトルコへ逃れてきたアミラ・ハティブさん(45)の家族9人は、地震で住宅が壊れ、ここに避難しました。
テント支給の手続きをしましたが、いまだに届かないため、ひもでじゅうたんをつるして、間仕切りとして使っています。
しかし、屋根のように覆うものがなく、寒さをしのげないうえプライバシーも守られない状態だといいます。
アミラさんは、「食べ物も飲み物も支援してもらっていますが、今、最も必要なのはテントです。この状態では、昼も夜も人目にさらされてしまいます」と訴えていました。
高校生の娘アヤさん(18)は、「ここでは寒すぎて眠れません。高校の校舎が壊れて、先生たちが亡くなり、授業を受けられなくなってしまいました。今は、ただ助けを待つことしかできず、とても悲しいです」と話していました。
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地震発生から248時間 17歳の女性を救出
トルコでは、地震発生から1週間以上がたつ中でも、がれきの下から生存者の救出が続いています。
ロイター通信は現地メディアなどの話として、トルコ南部のカフラマンマラシュで16日、17歳の女性が地震発生から248時間ぶりに救出されたと伝えました。
現場で撮影されたとする映像では救出された女性が救助隊員たちに囲まれる中、点滴を受けながら搬送される様子が確認できます。
またAP通信は、救助された17歳の女性が、搬送先の病院で取材に応じる様子を伝えていて、女性は記者に体調を尋ねられると「私は大丈夫です。ありがとう」と答えていました。また、がれきの下でどのように過ごしたのか問われると「何も持っていなかったので、ただ時間が過ぎるのを待っていました」と話していました。
ロイター通信は現地メディアなどの話として、トルコ南部のカフラマンマラシュで16日、17歳の女性が地震発生から248時間ぶりに救出されたと伝えました。
現場で撮影されたとする映像では救出された女性が救助隊員たちに囲まれる中、点滴を受けながら搬送される様子が確認できます。
またAP通信は、救助された17歳の女性が、搬送先の病院で取材に応じる様子を伝えていて、女性は記者に体調を尋ねられると「私は大丈夫です。ありがとう」と答えていました。また、がれきの下でどのように過ごしたのか問われると「何も持っていなかったので、ただ時間が過ぎるのを待っていました」と話していました。
懸命の捜索活動「まだ生きていると願って」
トルコの都市部の被災地では倒壊した建物のがれきを撤去する作業が進められています。大きな被害を受けた南部カフラマンマラシュの中心部では16日、建設用の大型機械ががれきの山を崩し、トラックの荷台に次々と積み込んでいました。
住宅が崩れた多くの場所では取り残された人たちの捜索や救出の活動が日増しに困難となる中でも、いくつかの場所では懸命の捜索活動が続けられていました。
10階建てのマンションが崩れた場所では、生後1か月の赤ちゃんと母親、それに赤ちゃんの祖母の合わせて3人が取り残されているとみられていて、地震発生から6日目にはがれきの中から音が聞こえたということです。
3人の親戚にあたる34歳の男性は「救助隊からは彼らは生きていると聞きました。時々、信じる気持ちを失いかけますが、まだ生きていると願っています。赤ん坊は懸命に生きようとしているはずです。彼らを連れて帰るまでここを離れません」と涙を浮かべながら話していました。
住宅が崩れた多くの場所では取り残された人たちの捜索や救出の活動が日増しに困難となる中でも、いくつかの場所では懸命の捜索活動が続けられていました。
10階建てのマンションが崩れた場所では、生後1か月の赤ちゃんと母親、それに赤ちゃんの祖母の合わせて3人が取り残されているとみられていて、地震発生から6日目にはがれきの中から音が聞こえたということです。
3人の親戚にあたる34歳の男性は「救助隊からは彼らは生きていると聞きました。時々、信じる気持ちを失いかけますが、まだ生きていると願っています。赤ん坊は懸命に生きようとしているはずです。彼らを連れて帰るまでここを離れません」と涙を浮かべながら話していました。