トルコ南部のシリア国境近くで起きた地震ではトルコとシリアの両国でこれまでにあわせて1万7000人以上が死亡しました。倒壊した建物の下にはいまだ多くの人が取り残されていて、現地では懸命な救助活動が続いています。
現地の状況や、各国の救援の動きなど最新情報をまとめています。
(※日本とトルコとの時差は6時間 原則日本時間で表記します)
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トルコ大地震 寄付・募金を呼びかける団体まとめ
揺れの範囲と建物が倒壊した都市は
トルコ南部で6日未明に発生したマグニチュード7.8の地震について、アメリカのUSGS=地質調査所によりますと、トルコ南部とシリア北部にまたがる広い地域で、強い揺れが発生しました。
このうち、震源地に近いカフラマンマラシュ周辺では、ぜい弱な構造の建物に甚大な被害が出るレベルの揺れが起きたとされます。
また、ぜい弱な構造の建物に大きな被害が出たり、多くの人が恐怖を感じたりするレベルの揺れは広範囲にわたり、トルコ側ではガジアンテプやオスマニエ、アダナ、ディヤルバクルなどが含まれます。
シリア側では北部のアレッポや北西部のイドリブ周辺などの地域が含まれます。
これらの都市では実際に多くの建物の倒壊が確認されています。
このうち、震源地に近いカフラマンマラシュ周辺では、ぜい弱な構造の建物に甚大な被害が出るレベルの揺れが起きたとされます。
また、ぜい弱な構造の建物に大きな被害が出たり、多くの人が恐怖を感じたりするレベルの揺れは広範囲にわたり、トルコ側ではガジアンテプやオスマニエ、アダナ、ディヤルバクルなどが含まれます。
シリア側では北部のアレッポや北西部のイドリブ周辺などの地域が含まれます。
これらの都市では実際に多くの建物の倒壊が確認されています。
天皇陛下がエルドアン大統領にお見舞いの電報
南部ガジアンテプ 取り残された人探すため静寂の中の作業も
トルコ南部ガジアンテプの複数の建物が倒壊した現場では、がれきの中に取り残された人が発する音を確認するため、時折、音を立てないよう指示が出され、静寂に包まれる中、親族などの安否を気遣って集まった人たちが、捜索の様子を見守っていました。
倒壊した建物におばなど親族6人が取り残されているという、19歳の大学生の女性は「近くの倒壊した建物からは生存者が救出されましたが、とにかく救助にあたる人手が足りません。よいニュースを期待したいですが、夜間は気温がマイナスになります。救助を急いでほしい」と話していました。
倒壊した建物におばなど親族6人が取り残されているという、19歳の大学生の女性は「近くの倒壊した建物からは生存者が救出されましたが、とにかく救助にあたる人手が足りません。よいニュースを期待したいですが、夜間は気温がマイナスになります。救助を急いでほしい」と話していました。
72時間経過以降も3人救出 救出活動続く
ガジアンテプでは現地時間の9日朝、マンションの倒壊した現場で家族3人が救出され病院に運ばれました。
現場は市内中心部からおよそ6キロ離れたマンションが建ち並ぶ地区で、このうち4棟が倒壊しています。3人が救出されたマンションだけでも多数の住民ががれきの下にいるという情報もあり、救助隊がクレーンで崩れたがれきを撤去しながら生存者を探しています。
3人が救出された様子を目撃していた56歳の男性によりますと、3人がいた台所は押しつぶされずに空間が確保されていて、石で壁をたたいて救助隊に助けを求めたということです。ただ、この家族の母親はまだがれきの下に取り残されているとして、この男性は「状況は厳しいが希望を捨ててはいけない。各地でがれきの下で取り残されている人も同様に助かってほしい」と話していました。
現場は市内中心部からおよそ6キロ離れたマンションが建ち並ぶ地区で、このうち4棟が倒壊しています。3人が救出されたマンションだけでも多数の住民ががれきの下にいるという情報もあり、救助隊がクレーンで崩れたがれきを撤去しながら生存者を探しています。
3人が救出された様子を目撃していた56歳の男性によりますと、3人がいた台所は押しつぶされずに空間が確保されていて、石で壁をたたいて救助隊に助けを求めたということです。ただ、この家族の母親はまだがれきの下に取り残されているとして、この男性は「状況は厳しいが希望を捨ててはいけない。各地でがれきの下で取り残されている人も同様に助かってほしい」と話していました。