千葉 11日の震度5強の地震 9人けが 今後の地震や雨に注意

11日、千葉県で最大、震度5強の揺れを観測した地震では、9人がけがをしたほか、住宅の屋根瓦が落ちるなど建物にも被害が出ました。
13日以降、千葉県など関東南部では雨が降る所もある見込みで、気象庁地震活動のほか、今後の雨の状況にも注意を呼びかけています。

11日の地震では、千葉県の木更津市で震度5強、君津市震度5弱の揺れを観測したほか、東京や神奈川など関東の広い範囲で、震度4から1の揺れを観測しました。

千葉県と神奈川県では自宅で転倒したりベッドから転落したりして9人がけがをしたほか、千葉県では複数の住宅で屋根瓦が落ちて一部損壊したり、ビルの窓ガラスが割れたりするなど建物の被害も相次ぎました。

地震から一夜明け、木更津市では、被害を受けたことを示す「り災証明書」などの申請の受け付けが始まりました。

気象庁は、揺れの強かった地域では、1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意してほしいと呼びかけています。

また13日以降、千葉県を含む関東南部では雨が降るところがある見込みです。

揺れの強かった地域では、ふだんより土砂災害の危険性が高くなっているため、今後の雨の状況にも十分注意が必要です。

千葉県 5市で6人が軽いけが

 
千葉県によりますと、11日の地震で自宅で転倒するなどして5つの市で合わせて6人が軽いけがをしました。

千葉市ではベッドから転倒するなどして女性2人が軽いけがをし、君津市松戸市茂原市、それに鎌ケ谷市でも寝室で転倒するなどして、それぞれ1人が軽いけがをしました。

また、建物の被害は震度5強を観測した木更津市を中心に3つの市で合わせて23棟に上りました。

このうち、住宅被害は屋根の瓦が落ちるなどいずれも一部損壊で、君津市が8棟、木更津市が7棟、勝浦市が1棟となっています。

また、住宅以外の建物では店舗の壁にひびが入るなど、木更津市君津市で合わせて7件確認されました。