masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

国宝指定の答申後、初の放水日に観光客たちでにぎわう通潤橋=山都町

国宝指定の答申後、初の放水日に観光客たちでにぎわう通潤橋山都町
 熊本県山都町通潤橋は15日、国宝指定の答申後、初めての放水日を迎えた。県内外から多くの観光客が詰めかけ、豪快な水のアーチに歓声を上げた。

 午後1時の放水を前に、遊歩道や橋の上に多くの観客が集まった。定刻になり、放水口からごう音とともに勢いよく水が噴き出すと、観客たちは携帯電話やカメラを手に写真や動画を撮影していた。農業用水として利用するため、放水は5月中旬から休止していた。

 国の文化審議会は6月23日、通潤橋を土木構造物として初めて国宝に指定するよう答申。秋にも正式指定の見通しとなっている。石橋が好きで県内を旅行中だった東京都の男性(68)は「想像以上に豪快な放水で驚いた。石垣は立派だし、国宝指定でさらに観光客が増えそうだね」と笑顔で話した。

 今季は11月末までの週末を中心に放水を予定。原則1日1回、午後1時から。橋上の見学は放水日の午前10時~午後3時まで。近くの道の駅通潤橋物産館で観覧証を販売する。(枝村美咲)