熊本県の新型コロナ、4週連続減 新学期始まり、基本的な対策徹底低くを呼びかけ
熊本日日新聞 | 2023年8月31日 17:41
熊本県は31日、21～27日の県感染症情報を発表した。80定点医療機関から報告された新型コロナウイルス感染者数は前週比85人減の1243人。4週連続で減ったが、県健康危機管理課は「学校の新学期が始まり、再び感染が広がる可能性がある。引き続き基本的な対策を徹底してほしい」と呼びかけている。
1定点当たりの報告数は15・54人。前週は16・60人だった。保健所管轄別では有明25・88人、宇城22・33人、人吉22・20人の順に多い。
年代別では10歳未満232人、10代173人、40代145人と続いた。
乳幼児に多い手足口病とヘルパンギーナが、いずれも前週から2倍以上に増加。菊池と有明で警報レベルにある。くしゃみや便などに含まれるウイルスで感染するため、子どもが日常的に触れるおもちゃやドアノブなどを消毒し、おむつも便に触れずに処理して予防する。
全数報告分は梅毒が5人、結核4人、百日ぜき1人だった。（清島理紗）
