熊本県内のインフルエンザ、3週ぶりに増加 感染症情報、注意報レベル続く
熊本日日新聞 | 2023年10月26日 19:40
熊本県は26日、16～22日の感染症情報を発表した。80定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は、前週比95人増の969人で3週ぶりに増加した。この時期としては異例の注意報レベルが続いている。
1医療機関当たりの感染者数は12・11人。保健所別では有明が25・88人と最多で、宇城17・50人、天草13・14人、熊本市13・00人と続いた。年齢別では20歳未満が8割を占めている。
同じ80定点の新型コロナウイルス感染者数は53人減の212人で、6週連続で減少した。
ダニに刺されて感染する日本紅斑熱が1人報告され、累計20人となった。過去最多に並んだ昨年の22人に迫っており、県健康危機管理課は山や森林での活動時、肌の露出を減らすなどの対策を呼びかけている。
このほかの全数報告分は結核3人、腸管出血性大腸菌感染症と梅毒、百日ぜきが各2人、レジオネラ症とクロイツフェルト・ヤコブ病、侵襲性肺炎球菌感染症、水痘（入院例）が各1人だった。（清島理紗）
