秋の夜を竹灯籠の灯りで彩る「みずあかり」【熊本】
「熊本暮らし人まつり みずあかり」が7日と8日熊本市中心部で開かれました。ボランティアの手で作られるこのイベント、ことしも、熊本の秋の夜を竹灯籠の灯りで彩りました。
ことしで20年目を迎える「熊本暮らし人まつり みずあかり」。
制作から運営まですべて市民ボランティアの手で作られるイベントです。
7日は、神事が行われ、関係者がイベントの成功を祈願しました。
そして、辺りが薄暗くなってきた午後6時。
ボランティアの手によってひとつひとつのろうそくに火が灯されると会場一帯があたたかい灯りに照らされました。
【来場者】
「本物の火が入っていて温かみがあっていいなあと思った」
【来場者】
「コロナの時に来られなかっただけで最初からほとんど来ている。ことしはよりきれいになっている」
会場には子どもたちが作った三角灯籠も飾られました。
【園児】
「幼稚園で絵具とかで描いた。きれい」
熊本城の長塀前を流れる坪井川の水面には揺らめく浮き灯籠。
目の前に広がる幻想的な景色を多くの人が写真や動画に収めていました。
また、ことしは熊本城の特別見学通路や天守閣前広場などにもオブジェが飾られました。
【来場者】
「もともとの熊本城より豪華に見えてきれいだなと思います」
天守閣と明かりとのコントラストを多くの人が楽しんでいました。
【みずあかり運営委員会 坂口 裕俊 委員長】
「『きれいだなあ』と思っている人、その横で『自分が(穴を)開けたんだ』と思っている人、色々な人たちの自分のお祭りになってもらえたらと思う。たくさんの人たちが見てくれたこと、たくさんの人がかかわってくれたことが本当にうれしい」
約3000人のボランティアの手で作られたことしの「みずあかり」。
熊本の秋の夜を優しい灯りで包み込みました。