こちょうらんの出荷が最盛期 宇城 戸馳島
12月13日 12時32分
お歳暮用などで注文が増えているこちょうらんの出荷が、宇城市で最盛期を迎えています。
八代海に浮かぶ宇城市三角町の戸馳島では、8軒の花農家が、こちょうらんなど数十種類の洋らんの栽培に取り組んでいます。
このうち山本健司さんの農園では、広さ50アールの農業用ハウスで、6センチほどの小ぶりなこちょうらんを育てています。
今月に入ってからお歳暮や新年の贈答用の需要が増えていて、12人の従業員が総出で出荷作業に追われています。
従業員は、ポットに入ったピンクや黄色など色鮮やかなこちょうらんを鉢に移して、形を整えてから、「迎春」の文字が入った扇の形をした飾りや、「Happy New Year」と書かれたカードを取り付けて、出荷用の箱に納めていました。
年末年始に向けたこちょうらんの出荷は年内いっぱいまで続き、九州や関西を中心に、全国各地へおよそ8000鉢が出荷される見込みだということです。
山本さんは「ことしも順調にきれいなこちょうらんができています。縁起が良いこちょうらんとともに、新しい年を迎えてもらえたらうれしいです」と話していました。
熊本のニュース