masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城の「宇土櫓」 最上階の屋根の「しゃちほこ」取り外す

熊本城の「宇土櫓」 最上階の屋根の「しゃちほこ」取り外す
12月18日 18時09分

熊本地震で被災し、復旧に向けた解体作業が進む熊本城の「宇土櫓」で、最上階の屋根に載る「しゃちほこ」が取り外されました。

熊本城は7年前の熊本地震でやぐらや塀など33の建造物が被害を受け、このうち国の重要文化財で「第3の天守」とも呼ばれる地上5階地下1階建ての「宇土櫓」は、大きく損傷したため、一度解体して復旧工事を行うことになっています。

熊本市は、今月からやぐらの構造と状態を調べるために解体作業を始めていて、18日はやぐらの最上階の屋根に載る「しゃちほこ」が取り外されました。

青銅で作られた、高さが96センチの2体のしゃちほこは、クレーンを使って1体ずつ慎重に外されていきました。

このしゃちほこは昭和2年に行われた修理の際に取り付けられたという記録は残っていますが、作られた年代やそれ以前にどこに取り付けられていたかなどは分かっていないということです。

熊本市は工事と合わせてやぐらの創建時期などについても、調査することにしています。

宇土櫓」は今後2年ほどかけて解体され、復旧工事を終えるのは2032年度になる予定です。

熊本市熊本城総合事務所復旧整備課の岩佐康弘課長は「しゃちほこを取り外す貴重な機会なので、今後、多くの人に近くで見てもらえる機会も設けたいです」と話していました。