masami71の日記

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JR新水前寺駅の高架下周辺にバス停新設 熊本市が検討

JR新水前寺駅の高架下周辺にバス停新設 熊本市が検討 交通結節点の利便性向上、混雑解消めざす
熊本日日新聞社

午前8時ごろの新水前寺駅前電停。市電を待つ利用者が電停内に収まらず、JR新水前寺駅につながる階段まで並んでいる=2023年9月、熊本市中央区(市提供)

JR新水前寺駅の高架下周辺にバス停新設 熊本市が検討 交通結節点の利便性向上、混雑解消めざす
 熊本市は1日、JR新水前寺駅の高架下周辺にバス停の新設を検討する方針を示した。
駅一帯は市電の電停や駐輪場がある交通結節点で、さらなる利便性向上を図るのが狙い。市電に集中しているJRからの乗り換え客を路線バスに分散することで、通勤通学時に発生している電停の混雑緩和も目指す。

 市電の新水前寺駅前電停では朝の通勤通学の時間帯に市中心部に向かう上りの車両が満員で乗車できない「積み残し」が発生。
乗車待ちの利用者が電停の外にあふれたり、JR新水前寺駅につながる階段や通路に行列が出来たりしている。

 市は今の状態が続けば道路を走る車や市電との接触事故が起きる可能性があると判断。菊陽町に進出した台湾積体電路製造(TSMC)の本格稼働や空港アクセス鉄道の開業に伴い、今後さらに混雑が激しくなるとみて対応を急ぐ。

 既存の水前寺駅通りバス停は新水前寺駅から約150メートル離れた場所にあり、市はJRからの乗り換え利用が限られていると分析。高架下周辺に新たにバス停を設けることでバスへの転換を促す。新設時期は未定。

 1日に開いた市公共交通協議会の合同部会で、市の担当者は「混雑解消に向け、バス事業者や県警など関係者と協議している」と報告。委員からは、過去に既存のバス停を駅近くに移設する構想が実現しなかったことを挙げながら、新設の早期実現を求める意見が出た。

 合同部会では、市が2022年度から実証実験中の人工知能(AI)デマンド型乗合タクシーを市西南部と植木の2エリアで24年度から本格導入する方針も示した。

(河内正一郎)