masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

最年少の有権者・18歳の高校生たちに「いま気になる課題」

熊本県知事選2024】最年少の有権者・18歳の高校生たちに「いま気になる課題」を聞いてみました
2024年2月28日(水) 18:49

熊本の問題や現状を独自目線で取材する「RKK深掘り調査班」。今回は知事選が近いということで有権者の声を深掘りです。

記者が着目したのが最年少有権者18歳の声。未来を担う高校生が気になる課題を、候補者にズバリ聞きました。


2016年に「18歳選挙権」が実現し8年。2022年の参院選での投票率は36.62パーセントと厳しい状況です。では高校生は、政治に関心がないのか卒業を控えた4人の高校生に日常生活で気になることを話し合ってもらいました。

藤森陸さん「渋滞でバスが遅延したりするから、それで学校間に合わないから乗りたくないなって」


瀬川智也さん「あと市電に人が全員乗っていたら、それに乗れないということが時々ある」

通学時の混雑が気になるようです。

内田遥さん「JR・バス・市電の本数を増やしてほしいです」



行政にどうにかして欲しいという考えはキチンとありました。

では、このことについて、取材時に立候補を表明していた2人はどのように考えているのでしょうか。

幸山政史氏「できるだけ車から公共交通にシフトしていただくことを進めていかなければならないと思っている」

木村敬氏「協議会とかそういうしっかりとしたものを立ち上げて、協議をしていきたい。本数を増やす努力、場合によっては県からの支援も考えていきたい」

このように述べた上で、両者ともバス会社などの運転士の人材確保に向けた取り組みを支援していきたいとしています。



一方、こちらは人口減少が進む人吉市の高校。集まった3年生5人のうち、3人が県外の大学へ進学します。

室井亜梨沙さん「福岡県です」

溝口清加さん「東京で働きたいというのが少しあって」

一度、熊本を出た生徒たちが故郷に戻ってきたいと思えるには何が必要か聞いてみると…

溝口さん「子育て支援と教育無償化です。小学校から高校までの教育を完全無償化してほしいと考えています」

子育て支援についても気になるようです。


これについて候補予定者は…

幸山氏「高校の授業料の実質無料化はぜひ取り組んでいきたいというふうに思います」

高校の授業料無償化に意欲的な幸山さんに対し木村さんは…

木村氏「無料にしたら何でもいいかというところだけは、変なばらまきはむしろ将来に対する借金を増やしてしまうだけなので。幼児保育や教育をしっかり支援することが優先かなとは思っています」


保育現場の整備などを進めたいとしています。

また、高校生からはこんな意見も…

瀬川智也さん「地域ブランドを上げることです。蒲島知事がやろうとしていた野球場とか、そういうところで野球もできますし、ライブとかもできますし」

内田遥さん「イベントとかも福岡が多いから。熊本あんまりない」

県にやってもらいたい思いはつきないようです。これについて2人は…

幸山氏「アミューズメント機能なども兼ね備えたスポーツ施設を、できればこの4年の任期期間中に構想を固めて、そして着実に進めていく」

木村氏「やらないっていう選択肢はないんだと思うんですよ。九州中から呼べるくらいの大会が開ける野球場やアリーナを」


投票率が芳しくない18歳ですが、取材してみるとキチンと熊本の課題を捉えていました。

知事選には幸山氏・木村氏の他に2人が出馬を表明しています。取材時にはまだ出馬を表明していなかったので、次に各候補予定者の意見を紹介します。