10月01日 12時19分
熊本市で熊本大学の研究員が殺害された事件で、遺体を遺棄した疑いで逮捕された男が「『金を持っている』とうそをついて近づいたが、ばれそうになったので殺害した」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察は近く、男を殺人の疑いで再逮捕することにしています。
９月７日、熊本市中央区本荘の市道脇の側溝で、近くに住む熊本大学の研究員、楢原知里さん（３５）が首を絞められて殺害されているのが見つかり、警察は研究員が住んでいたマンションで以前清掃員をしていた熊本市中央区の無職熊谷和洋容疑者（６７）を、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと、熊谷容疑者は「清掃員はボランティアで本当は不動産をいくつも持っていて金はある。研究の支援をしたい」などと言って、研究員に近づいていたことが分かっています。
さらにその後の調べで熊谷容疑者が「『金を持っている』とうそをついて近づいたが、ばれそうになったので殺害した」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察は近く熊谷容疑者を殺人の疑いで再逮捕して、さらに詳しいいきさつを調べることにしています。
