02月09日 20時21分
熊本県では9日、新たに884人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表がありました。
先週の水曜日より197人減少し、7日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
これで県内の感染者数は、延べ3万6243人となっています。
また、いずれも入院中だった熊本市の80代の女性4人が死亡し、県内で亡くなった人は168人となりました。
【市町村別】
9日発表があった新規感染者を市町村別にみますと、
▽熊本市が最も多く459人、
▽八代市が68人、▽宇城市が47人、▽菊陽町が45人、
▽合志市と山鹿市がそれぞれ36人、▽菊池市が20人、▽宇土市が19人、
▽天草市と益城町がそれぞれ18人、▽大津町が17人、▽玉名市が14人、
▽御船町と甲佐町がそれぞれ10人、▽人吉市と芦北町がそれぞれ8人、
▽阿蘇市が6人、▽荒尾市と錦町がそれぞれ5人、▽嘉島町と氷川町がそれぞれ4人、
▽南阿蘇村と山江村がそれぞれ3人、
▽上天草市、西原村、美里町、水俣市、津奈木町、水上村がそれぞれ2人、
▽高森町、南小国町、小国町、産山村、山都町、苓北町がそれぞれ1人、
▽神奈川県と福岡県から県内を訪れていた人が合わせて3人となっています。
【年代別】
また、年代別では、▽10歳未満が161人、▽10代が134人、▽20代が114人、▽30代が114人、▽40代が101人、▽50代が74人、▽60代が69人、▽70代が48人、▽80代が42人、▽90代が26人、▽100歳代が1人と、10代未満が最も多くなっています。
【3回目のワクチン接種】
熊本市は3回目のワクチン接種を加速させるため、2回目の接種からの間隔をこれまで7か月としていた18歳から64歳についても、6か月に短縮することを決めました。
順次、接種券が発送され、来月中旬までには全対象者の95%に届く見通しだということです。
【病床使用率】
リスクレベルを判定する際の指標となる「最大確保病床使用率」は、9日午前10時時点で、
▽県全体で63.2%、▽熊本市では86.8%となっています。
また、現在提供されている重症者用の病床使用率は▽県全体で17%、▽熊本市で28%となっています。
一方、県内の療養者は8日時点で合わせて8492人で、このうち自宅療養者は6040人となっています。
【熊本市民病院】
こうした中、熊本市民病院は新型コロナウイルスの患者対応に看護師を重点配置する必要があるとして、9日から救急患者の受け入れを休止し、10日からは小児病棟の病床を本来の6割に減らして運用すると発表しました。
【クラスター6件発生】
県内では9日、学校や老人ホーム、保育施設で合わせて6件のクラスターが発生したと発表がありました。
それによりますと、
▽熊本市中央区の認可外の保育施設で園児と職員合わせて7人、
▽東区の有料老人ホームで入所者と職員合わせて6人、
▽東区の別の有料老人ホームで入所者と職員合わせて5人、
▽北区の西里小学校で児童5人、▽中央区の九州学院高校で生徒8人、
▽八代市の八代ひかり保育園で園児と職員合わせて8人の感染が確認されたということです。
【学級閉鎖など】
熊本市の市立学校では9日、▽学校閉鎖しているのが3校、▽学年閉鎖しているのが2校、
▽学級閉鎖しているのが15校、▽児童育成クラブを閉鎖しているのが1校となっています。