トルコ南部の日本人女性「東日本大震災の横浜より大きな揺れ」
神奈川県出身でトルコ南部のメルシンに住む日本人の女性の落合リザさん(34)に当時の状況を聞きました。落合さんが暮らすメルシンは、現地時間の6日早朝に起きたマグニチュード7.8の地震の震源とされるガジアンテプ付近から西におよそ200キロ離れています。
落合さんは地震が起きた時、自宅のアパートの部屋で寝ていましたが徐々に揺れが大きくなり、バルコニーから外を見るとほかの人たちが避難していたため急いで外に出たということです。
落合さんは、「真っ暗で大雨の中、靴も履かずに逃げました。東日本大震災の時は横浜市にいましたが、その時よりも大きな揺れを感じました。トルコは耐震性のあるビルが少ないので自宅が崩れると思い不安になり避難しました」と振り返りました。
その後、落合さんは知人の車の中で数時間過ごして自宅に戻りましたが、家のなかの家具が倒れ余震が頻繁に起きていたため、近くのホテルに避難したということです。落合さんによりますと、今のところ、滞在しているホテルの周りでは建物が壊れるなど大きな被害は見られないということです。
一方、現地で必要な支援については「ここから車で1時間ほど離れたアダナという地域では家が崩れて帰れない人が多いようです。いまは寒い時期なので毛布など防寒具が必要だと思います」と話していました。
落合さんは地震が起きた時、自宅のアパートの部屋で寝ていましたが徐々に揺れが大きくなり、バルコニーから外を見るとほかの人たちが避難していたため急いで外に出たということです。
落合さんは、「真っ暗で大雨の中、靴も履かずに逃げました。東日本大震災の時は横浜市にいましたが、その時よりも大きな揺れを感じました。トルコは耐震性のあるビルが少ないので自宅が崩れると思い不安になり避難しました」と振り返りました。
その後、落合さんは知人の車の中で数時間過ごして自宅に戻りましたが、家のなかの家具が倒れ余震が頻繁に起きていたため、近くのホテルに避難したということです。落合さんによりますと、今のところ、滞在しているホテルの周りでは建物が壊れるなど大きな被害は見られないということです。
一方、現地で必要な支援については「ここから車で1時間ほど離れたアダナという地域では家が崩れて帰れない人が多いようです。いまは寒い時期なので毛布など防寒具が必要だと思います」と話していました。
韓国 緊急救護隊 約110人派遣へ
中国 約7億8000万円相当の支援へ
15:00ごろ トルコ・シリア両国の死者4900人以上に
トルコの防災当局によりますと、これまでに3381人が死亡し、2万人以上がけがをしたということです。また、倒壊した建物は5700棟を超えるということです。
一方、隣国のシリアでは保健省がシリア北西部を中心にこれまでに769人が死亡したと発表しているほか、北西部の反政府勢力の支配地域で救助活動を行う団体は少なくとも790人が死亡したとしています。
一方、隣国のシリアでは保健省がシリア北西部を中心にこれまでに769人が死亡したと発表しているほか、北西部の反政府勢力の支配地域で救助活動を行う団体は少なくとも790人が死亡したとしています。
14:00ごろ 避難所のテントに多くの市民「寒く 支援が必要」
トルコ南部のアダナ市内にある市場や隣接する公園には、避難所が設けられています。避難所には災害対応にあたる当局のテントがいくつも設置され、多くの市民が身を寄せていました。
50代の女性は「息子家族5人が住む住宅が倒壊して、今も助けが来ない。政府には救助を急いでほしい。テントは寒く、支援が必要です」と泣きながら訴えていました。
また、避難していた20代の女性は「地震は本当に大きな揺れで恐ろしかった。家にいるのが怖いのでここに避難しています。助けが必要です」と話していました。
50代の女性は「息子家族5人が住む住宅が倒壊して、今も助けが来ない。政府には救助を急いでほしい。テントは寒く、支援が必要です」と泣きながら訴えていました。
また、避難していた20代の女性は「地震は本当に大きな揺れで恐ろしかった。家にいるのが怖いのでここに避難しています。助けが必要です」と話していました。
13:00ごろ 建物倒壊 たき火で暖をとる市民の姿も
トルコ南部のアダナでは複数の建物が倒壊し、地震の発生から24時間余りがたった7日午前(現地時間)も救助活動が続けられていました。高層住宅が倒壊した現場では大型の重機を使ってがれきを取り除き、取り残されている人がいないか、慎重に確認しながら作業を進めていました。
通りでは、寒さをしのごうとたき火で暖をとる市民の姿もあちらこちらで見られました。
通りでは、寒さをしのごうとたき火で暖をとる市民の姿もあちらこちらで見られました。
日本で働くトルコ人男性 “親族と連絡取とれず”
愛媛県内で働くトルコ人の男性はいまも現地で連絡のとれない親族がいるということで、不安な心境を語りました。トルコ人のムラット・ダスキランさんは、17年前に来日し、松山市で英語教育を行うインターナショナルプリスクールを経営しています。
両親は被災地から離れたイスタンブールに住んでいて、地震のあとすぐに連絡がつながりましたが、被災地に近い地域に住む叔父やいとこは、メッセージを送っても返信が来ないといいます。インターネットなどで現地のニュースを常に確認しているというムラットさんは「叔父たちが心配で、このようなことが起きてとても悲しいです。現地はいまの時期とても寒く、被災した人たちが早く助かってほしいです」と話していました。
7日は、園に通う子どもたちと地震で犠牲になった人への哀悼の意を込めて、トルコの国旗やハートをあしらったクラフト作品を作ったということで、「私にはいまこれぐらいしかできません。とにかく被害が広がらないよう心から祈っています」と話していました。
両親は被災地から離れたイスタンブールに住んでいて、地震のあとすぐに連絡がつながりましたが、被災地に近い地域に住む叔父やいとこは、メッセージを送っても返信が来ないといいます。インターネットなどで現地のニュースを常に確認しているというムラットさんは「叔父たちが心配で、このようなことが起きてとても悲しいです。現地はいまの時期とても寒く、被災した人たちが早く助かってほしいです」と話していました。
7日は、園に通う子どもたちと地震で犠牲になった人への哀悼の意を込めて、トルコの国旗やハートをあしらったクラフト作品を作ったということで、「私にはいまこれぐらいしかできません。とにかく被害が広がらないよう心から祈っています」と話していました。
11:00ごろ トルコ・シリア両国の死者4300人以上に
トルコの防災当局によりますとこれまでに2921人が死亡しました。また、倒壊した建物は4700棟を超えるということです。
一方、隣国のシリアでは保健省がシリア北西部を中心にこれまでに711人が死亡したと発表しているほか、北西部の反政府勢力の支配地域で救助活動を行う団体は少なくとも700人が死亡したとしています。
これらの発表によりますと、トルコとシリアの両国での死者はこれまでに4300人以上に上っています。現地ではその後も地震がたびたび起きていて、被害の拡大も懸念されています。
一方、隣国のシリアでは保健省がシリア北西部を中心にこれまでに711人が死亡したと発表しているほか、北西部の反政府勢力の支配地域で救助活動を行う団体は少なくとも700人が死亡したとしています。
これらの発表によりますと、トルコとシリアの両国での死者はこれまでに4300人以上に上っています。現地ではその後も地震がたびたび起きていて、被害の拡大も懸念されています。