masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

緑川に春告げるヨシ焼き 熊本、宇土両市の5漁協など実施

緑川に春告げるヨシ焼き 熊本、宇土両市の5漁協など実施 新芽の発育促し漁場改善期待

炎を上げて勢いよく燃えるヨシ=熊本市南区

刈り取って集めたヨシにガスバーナーで着火する漁業者=熊本市南区
緑川の春の風物詩「ヨシ焼き」が16日、熊本市南区川口町と宇土市に架かる平木橋近くの中州であった。
川や有明海環境保全を目的に両市の5漁協でつくる実行委員会が毎年実施し17回目。

ヨシは、河川などに生える高さ2~3メートルあるイネ科の多年草で、水質浄化の働きがある。
魚やカニの産卵場所になっており、ヨシ焼きで新芽の発育を促すことで漁場が改善され、枯れたヨシが海に流れ込みノリに付くことも防ぐという。
この日は、組合員や国土交通省、県、両市の職員ら約100人が参加。

組合員らが数日前に刈り取ったヨシにバーナーで着火。
オレンジ色の炎が勢いよく燃え広がり、パチパチと音を立てヨシ原を焦がした。
川口漁協の藤森隆美組合長(72)は「ヨシ焼きのおかげで漁業者たちはヨシ原の恩恵を受けられている。
今後も続けていきたい」と話した。(米本充宏)