03月16日 11時30分
一般的なナスの３倍ほどの長さに育つ、特産の「大長なす」の収穫が熊本市で最盛期を迎えています。
熊本県は全国有数のナスの産地で、このうち熊本市北区植木町では、７軒の農家が大きいもので長さが６０センチにもなる「大長なす」を広さ合わせておよそ４ヘクタールでハウス栽培しています。
このナスは１年を通して生産されますが今が収穫の最盛期で、木原修さんのハウスでも収穫が進められています。
木原さんは、ナスの長さや太さを確かめながら、１つ１つはさみで枝から切り収穫していました。
地元のＪＡによりますと、ことしは１月の寒波の影響で一部で生育の遅れが見られたものの全体的に
栽培は順調で、品質のよいナスができているということです。
木原さんは「『大長なす』は県内でもまだあまり知られていないと思いますが、太くて長く、とろりとした食感で、えぐみが少なくおいしいので一度手に取って味わってほしいです」と話していました。
「大長なす」の収穫は来月にかけて最盛期が続き、県内をはじめ関東や関西など全国の市場に向け、合わせて３００トン余りの出荷を見込んでいるということです。
