全国一のカスミソウの産地 母の日を前に出荷が最盛期
05月02日 11時55分
全国一のカスミソウの産地、熊本県でカスミソウの出荷が最盛期を迎えています。
熊本県はカスミソウの生産量が全国一で、このうち県北部の菊池地域では４１軒の農家があわせて２３ヘクタールでカスミソウをハウス栽培しています。
カスミソウの花言葉は「感謝」で、今月１４日の母の日を前に出荷が最盛期を迎えています。
菊池市にあるＪＡ菊池の営農センターには、２日も３０軒あまりの農家からおよそ２万本が持ち込まれ、１０人あまりが花に病気や害虫の被害がないか１束１束、品質を確かめた後、箱詰めしていました。
ＪＡ菊池によりますと今シーズンは、３月の暖かさや日照量が十分あったため品質がよく、花の直径が大きいものでは１センチから２センチと、ボリュームのあるカスミソウに仕上がっているということです。
ＪＡ菊池の冨田惇志さんは「花が大きく日持ちのするいいカスミソウができています。この機会に、一緒に住んでいるお母さんやコロナ禍で会えていなかった遠方のお母さんに花束を贈っていただけたらうれしいです」と話していました。
菊池地域のカスミソウの出荷は来月いっぱい続き、今シーズンは、あわせて３２５万本が関東を中心に全国の市場に向けて出荷される見込みです。
