新型コロナ、熊本県内で7週連続増 手洗いなど基本的な対策を 県感染症情報
熊本日日新聞 | 2023年7月6日 19:05
熊本県は6日、新型コロナウイルスの感染者が6月26日～7月2日の1週間に、県内80の定点医療機関から766人報告されたと発表した。前週の1・09倍で、5類移行後7週連続で増加した。県は「緩やかに感染が拡大している」として、手洗いや混雑時のマスク着用など、基本的な感染対策を呼びかけている。
1定点当たりの報告数は県全体で9・58人。保健所別では有明15・25人、宇城14・67人、八代14・14人の順に多い。年代別の内訳は10代157人、10歳未満109人、40代107人。
県健康危機管理課によると、「第8波」流行初期の昨年11月中旬が9・43人で、ほぼ同水準にある。蒲島郁夫知事は5日、「流行が第9波に入った可能性がある」との認識を示した。
同じ80定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は319人で、前週の188人から約1・7倍増えた。10歳未満が159人と半数を占めた。新型コロナを含めて子どもを中心とした感染が続き、学校の学級閉鎖も相次いでいる。
全数把握分では腸管出血性大腸菌感染症が4人、結核が3人、レジオネラ症が2人、重症熱性血小板減少症候群と日本紅斑熱、侵襲性肺炎球菌感染症、梅毒が各1人、報告された。（志賀茉里耶）
