masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

阿蘇中岳第一火口 火山ガス続く 噴火警戒レベル「2」継続


阿蘇中岳第一火口 火山ガス続く 噴火警戒レベル「2」継続
03月12日 11時42分

阿蘇中岳第一火口の先月の火山活動は、火山ガスが多い状態が続いていて、気象台は、火口周辺への立ち入り規制を示す噴火警戒レベル「2」を継続し、火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石などに警戒を呼びかけています。

 

福岡管区気象台が発表した先月の阿蘇山の火山活動の解説によりますと、中岳第一火口では、去年12月ごろから火山ガスの1日あたりの放出量が増加していて、先月も1400トンから2500トンと、多い状態が続いています。

夜間には、たびたび、高温の火山ガスなどが雲や噴煙に映って赤く見える「火映」が確認されました。

また、地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動の振幅は、おおむね小さい状態ではあるものの、先月下旬以降わずかな高まりが見られているということです。

一方、地下にマグマだまりがあると考えられている場所では、衛星からの観測で、マグマの蓄積が進んでいることを示す「伸び」の傾向が去年12月ごろから確認されていましたが、1月下旬以降は停滞しているということです。

気象台は、火口周辺への立ち入り規制を示す噴火警戒レベル「2」を継続し、中岳第一火口からおおむね1キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石などに警戒するとともに、自治体の指示に従い、危険な地域に入らないよう呼びかけています。