熊本県と熊本市は25日、県内で新たに901人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。
これまで最多だった22日の770人を上回った。
1週間前の火曜と比べると1・5倍に増えた。年代別では10歳未満が152人と最も多かった。
24日時点の県内療養者は5239人と、初めて5千人台になった。
25日時点で入院している重症患者は3人にとどまっている。
新規感染者は10代が147人と2番目に多かった。40代以下が4分の3を占めた。
居住地別では熊本市が476人で最も多く、八代市65人、合志市44人が続いた。
県内の感染確認は累計2万2365人(うち熊本市1万2835人)。
クラスター(感染者集団)は6件発生。
八代市の有料老人ホームきらくで職員と入所者計9人、同市の桜十字八代リハビリテーション病院で入院患者と職員の計5人が感染したほか、計四つの保育施設や小学校でそれぞれ、園児や児童、職員ら5人以上の陽性が判明した。県内のクラスターは計184例。
25日時点で、休校か学年閉鎖、学級閉鎖している熊本市立の小学校は41校、中学校は12校、高校は1校。
児童育成クラブの閉鎖は8校。
県内病床使用率は前日から0・1ポイント下がって42・8%。熊本市も0・4ポイント下がって51・7%だった。
(潮崎知博、河内正一郎)