masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

苓北町の窯元で陶器のたこつぼ作り

全国的にも珍しい陶器の「たこつぼ」作りが、苓北町の窯元で盛んに行われています。

苓北町の窯元「内田皿山焼」では、高さが25センチほどで、生地をそのまま焼き締めた「産卵用」と、釉薬を使い、黒っぽく仕上げた「捕獲用」の、2種類の「たこつぼ」を年間に5万個ほど作っています。

来月からタコの産卵期が始まり、天草ではタコ漁が盛んになることから、製造作業が今、ピークを迎えています。

作業場では、職人が地元でとれた2種類の土を混ぜ合わせたものを機械で押し出して筒状にしたあと、専用の型を使い、仕上げていました。

たこつぼ」は2週間ほど乾燥させたあと、窯で30時間以上焼くと完成するということです。

この窯元の木山健太郎さんは「漁師の人には『陶器のたこつぼにはタコも入りやすい』と言っていただけます。海の中で割れても自然に還る、環境にも優しいたこつぼ作りを続けていきたいです」と話していました。

完成した「たこつぼ」は、天草のほか、九州各地に出荷されるということです。
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