29日未明に部分月食 西の空で直径の１割欠ける 県内はじめ全国
熊本日日新聞 | 2023年10月24日 11:09
29日未明、月の一部が欠けて見える「部分月食」が起き、県内をはじめ全国で観察できる。県内で月が欠けて見える月食は、昨年11月の「皆既月食」以来。
国立天文台（東京）によると月食は、太陽と地球、月が一直線に並ぶ時に起きる。今回は地球の影に月の一部が入るため、欠けて見える。
同日は午前4時35分ごろ、西の空に見える満月の左側から欠け始め、最も欠けた状態になるのは同5時14分ごろ。月の直径の13%が欠ける。その後、同5時54分ごろ、元の丸い形に戻る。
同天文台は「低い空で起きるので、西の方角の見晴らしが良い場所で観察してほしい」と呼びかけている。（鹿本成人）
